松本美穂と松本崇博が執筆した Power BI 自習書シリーズの「Power BI を試しみよう」(改訂第2版)の HTML 版です。 日本マイクロソフトさんの Web サイトで Word または PDF 形式でダウンロードできますが、今回、HTML 版として公開する許可をいただきましたので、ここに掲載いたします。なお、記載している内容は、2017年 3月に提供されていた powerbi.com のサービスおよび Power BI Desktop をもとにしています。[2018年12月29日]
Power BI サイト上で作成したダッシュボードは、複数のユーザーで共有することができます。
これも試してみましょう。
1.ダッシュボードを共有するには、ナビゲーション ウィンドウで、共有したいダッシュボードの[・・・]ボタンをクリックして、[共有]をクリックします。
2.[ダッシュボードを共有]ページが表示されたら、共有したい相手のメールアドレスを入力します。
メールアドレスを入力した後、[共有]ボタンをクリックすれば、共有が完了です。
1.共有されたダッシュボードは、共有相手が同じ組織の場合(Power BI に登録したメールアドレスのドメイン名が同じ場合)は、ナビゲーション ウィンドウの[ダッシュボード]セクションに表示されるので、ここからダッシュボードを参照することができます。
ダッシュボード内のパーツ(タイル)をクリックすれば、該当レポートを参照することもできます(ダッシュボードもレポートも読み取り専用として参照することができます)。
また、共有元で前掲の行レベル セキュリティを設定している場合は、それが反映された形で共有相手に表示されるので、セキュリティ面でも安心です。
2.前掲の[ダッシュボードの共有]ダイアログで、[受信者に電子メールの通知を送信する]をチェックしている場合は、共有先のメールアドレス宛てに、次のようなメールが届きます。
差出人が「Microsoft Power BI」、件名に「ユーザー名 has shared Power BI Dashboard ダッシュボード名」というメールで、本文内の「Open ダッシュボード名」をクリックすれば、ダッシュボードを参照することができます。
これを利用すれば、共有相手が組織外の場合(Power BI に登録したメールアドレスのドメイン名が異なる場合)でも、ダッシュボードおよびレポートを参照することができます。なお、組織外のユーザーの場合は、ナビゲーション ウィンドウは表示されない形になります。
1.ダッシュボードの共有状態は、ダッシュボードを共有したときと同様、ダッシュボードの[・・・]ボタンをクリックして、[共有]をクリックして確認することができます。
[アクセス]タブをクリックすると、共有の状態(どのユーザーと共有をしているのか)を確認することができ、共有を停止したい場合には「共有を停止する」をクリックします。
また、ここには、[ダッシュボード リンク]にダッシュボードに直接アクセスすることができる URL も表示されているので、このリンクを利用してダッシュボードを参照することもできます。
なお、ダッシュボードへの URL は、当然ながら共有相手のみが参照できる URL になるので、共有を設定されていないユーザーが参照した場合には、次のようにアクセスが拒否されます。
Power BI の有償版である「Power BI Pro」を利用している場合には、グループ用のダッシュボード/レポートを作成して、複数のメンバーで簡単に共有することができます。
Power BI のグループ機能は、次のように試すことができます。
1.まずは、Power BI サイトで[マイ ワークスペース]をクリックします。
[マイ ワークスペース]をクリックすると、[グループの作成]セクションが表示されるので、[+](追加)ボタンをクリックします。
2.[+]ボタンをクリックした後は、次のように[グループの作成]ペインが表示されるので、任意のグループ名(画面は Group1)を入力します。
[グループ メンバーの追加]に、グループに追加したいメンバーのメールアドレスを入力して、[追加]ボタンをクリックします。メンバーの追加が完了したら、[保存]ボタンをクリックすれば、グループの作成が完了です。
3.グループの作成が完了すると、次のようにグループのポータル ページが表示されます。
グループで共有したい Power BI Desktop ファイル(.pbix)は、[データのインポートまたは接続]セクションの[ファイル]の[接続]をクリックして、インポートすることができます。
4.次のようにファイルの取得ページが表示されたら、[ローカル ファイル]をクリックします。
[開く]ダイアログで、共有したい Power BI Desktop ファイル(.pbix)を選択して、[開く]ボタンをクリックすれば、共有が完了です。
5.ファイルをインポートすると、次のようにレポートを参照することができます。
このレポートは、グループに追加したメンバーであれば、誰でも参照/編集することができます。なお、前の手順の[グループの作成]ダイアログで、「メンバーはコンテンツの表示のみ」を選択した場合は、グループのメンバーは参照のみができます。
このように、グループ用のダッシュボードを作成することで、複数のユーザーでダッシュボードおよびレポートを簡単に共有できるようになります。
第60回:SQL Server 2017 自習書 No.3「SQL Server 2017 Machine Learning Services」のご案内
第59回:SQL Server 2017 自習書 No.2「SQL Server 2017 on Linux」のご案内
第58回:SQL Server 2017 自習書 No.1「SQL Server 2017 新機能の概要」のご案内
第57回:SQL Server 2017 RC 版とこれまでのドキュメントのまとめ
第56回:「SQL Server 2016 への移行とアップグレードの実践」完成&公開!
第55回:書籍「SQL Server 2016の教科書 開発編」(ソシム)が発刊されました
第54回:「SQL Server 2016 プレビュー版 Reporting Services の新機能」自習書のお知らせ
第 53 回:SQL Server 2016 Reporting Services の新しくなったレポート マネージャーとモバイル レポート機能
第 52 回:SQL Server 2016 の自習書を作成しました!
第 51 回:PASS Summit と MVP Summit で進化を確信!
第 50 回:新しくなった Power BI(2.0)の自習書を作成しました!
第49 回:Excel 2016 の Power Query を使う
第 48 回:新しくなった Microsoft Power BI ! 無料版がある!!
第 47 回:「Microsoft Azure SQL Database 入門」 完成&公開!
第 46 回:Microsoft Power BI for Windows app からの Power BI サイト アクセス
第 45 回:Power Query で取得したデータを PowerPivot へ読み込む方法と PowerPivot for Excel 自習書のご紹介
第44回:「SQL Server 2014 への移行とアップグレードの実践」ドキュメントを作成しました
第43回:SQL Server 2014 インメモリ OLTP 機能の上級者向けドキュメントを作成しました
第42回:Power Query プレビュー版 と Power BI for Office 365 へのクエリ保存(共有クエリ)
第41回:「SQL Server 2014 CTP2 インメモリ OLTP 機能の概要」自習書のお知らせです
第40回: SQL Server 2012 自習書(HTML版)を掲載しました
第39回: Power BI for Office 365 プレビュー版は試されましたか?
第38回: SQL Server 2014 CTP2 の公開
第37回: SQL Server 2014 CTP1 の自習書をご覧ください
第36回: SQL Server 2014 CTP1 のクラスター化列ストア インデックスを試す
第35回: SQL Server 2014 CTP1 のインメモリ OLTP の基本操作を試す
第34回: GeoFlow for Excel 2013 のプレビュー版を試す
第33回: iPad と iPhone からの SQL Server 2012 Reporting Servicesのレポート閲覧
第32回: PASS Summit 2012 参加レポート
第31回: SQL Server 2012 Reporting Services 自習書のお知らせ
第30回: SQL Server 2012(RTM 版)の新機能 自習書をご覧ください
第29回: 書籍「SQL Server 2012の教科書 開発編」のお知らせ
第26回: SQL Server 2012 の Power View 機能のご紹介
第25回: SQL Server 2012 の Data Quality Services
第24回: SQL Server 2012 自習書のご案内と初セミナー報告
第23回: Denali CTP1 が公開されました
第22回 チューニングに王道あらず
第21回 Microsoft TechEd 2010 終了しました
第20回 Microsoft TechEd Japan 2010 今年も登壇します
第19回 SQL Server 2008 R2 RTM の 日本語版が公開されました
第18回 「SQL Azure 入門」自習書のご案内
第17回 SQL Server 2008 自習書の追加ドキュメントのお知らせ
第16回 SQL Server 2008 R2 自習書とプレビュー セミナーのお知らせ
第15回 SQL Server 2008 R2 Reporting Services と新刊のお知らせ
第14回 TechEd 2009 のご報告と SQL Server 2008 R2 について
第13回 SQL Server 2008 R2 の CTP 版が公開されました
第12回 MVP Summit 2009 in Seattle へ参加