2010年9月29日
今年の夏は暑かったのと、仕事で籠もりがちだったので、体力が激減。このため、9月はハイキングをして体力を高めていました。
地元の筑波山をはじめとして、会津磐梯山や木曽駒ヶ岳、青梅市の御岳山、立山室堂などに行ってきました。
山のあるところには神社あり。今年はパワースポットブームだとか。そういったところで得たひらめきの一つ一つを実際に形にしていきたいと思います。
■ お客様の規模・環境にあった SQL Server のチューニングを
最近、お客様に
「とある有名サイトにパフォーマンス チューニングについて
こんな記事が書いてありましたが、うちのもそうしなくて大丈夫ですか?」
というご質問をいただきました。
技術者がインターネットで情報を取得することは重要なスキルの1つですが、 ときに混乱を招くことがありますね。
なぜかというと、お客様の一人一人の環境、システムを把握した上で、執筆者は記事を書いてるわけではないからです。
本来は、お客様のアプリケーション、ハードウェア環境、データベース規模、利用方法によって、SQL Server の最適な構成・設計は 異なるべきものです。
もしも誰でも数億円規模の同じサーバーやストレージを導入し、
同じアプリケーションを使用して、同様の規模で、同じ使い方をするのであれば、最適な構成・設計、プログラミング コードは決まってくるかもしれません。
しかし、お客様の予算、データベースの使い方は多種多様であり、これらを把握した上で、お客様にご提案・アドバイスするのがコンサルタントの仕事です。
弊社ではそれらを加味した上でご提案・アドバイスさせていただいております。
弊社に限らず、すでにコンサルタントを雇っているのならば、ネットの情報に惑わされずに、御社の環境がわかっているコンサルタントを どうか信頼してください。
一人一人をとれば、コンサルタントのスキルはさまざまかもしれませんが、 一般的に出回っている情報をコンサルタントが把握していないわけはないのです (だからといって他の方が書いている記事の一字一句をコンサルタントに 精査させるのはやめてくださいね。時間の無駄使いです)。
こういった混乱を防ぐために、弊社では本当のコアな部分のナレッジに ついては、コンサルティングのお客様のみに限定して提供させていただいて おります。どのお客様も同じ設定・構成でいいと誤解されないためです。
自習書や公開セミナーなどで出している情報は、あくまで弊社のノウハウの一部 で、初心者・中級者向けの情報に留めているのもこういった理由からです。
ネットの記事や雑誌記事などのように不特定多数向けに出ている情報は、あくまで一例、一般情報として受けとめることが大切だと思います。
ご自分の環境にあうかどうかは様々な角度から判断する必要がありますね。
おわりに
9月も半ばを過ぎた頃から急に秋めいてきましたね。
もうすぐ紅葉の美しい季節になります。
最近は自分の時間がしっかりとれているので、たっぷり歩いて、たっぷり本を読んでいます。
今読んでいるのは「帝王ビル・ゲイツの誕生」。15年前ぐらいに買ったハードカバー本を昔を懐かしみながら読んでいます。
買った当時は、まだ会社員だった頃で、仕事が忙してじっくりと読む暇がありませんでした。今は頼もしい相棒がいるので幸せです。
頼もしい相棒
筑波山
第60回:SQL Server 2017 自習書 No.3「SQL Server 2017 Machine Learning Services」のご案内
第59回:SQL Server 2017 自習書 No.2「SQL Server 2017 on Linux」のご案内
第58回:SQL Server 2017 自習書 No.1「SQL Server 2017 新機能の概要」のご案内
第57回:SQL Server 2017 RC 版とこれまでのドキュメントのまとめ
第56回:「SQL Server 2016 への移行とアップグレードの実践」完成&公開!
第55回:書籍「SQL Server 2016の教科書 開発編」(ソシム)が発刊されました
第54回:「SQL Server 2016 プレビュー版 Reporting Services の新機能」自習書のお知らせ
第 53 回:SQL Server 2016 Reporting Services の新しくなったレポート マネージャーとモバイル レポート機能
第 52 回:SQL Server 2016 の自習書を作成しました!
第 51 回:PASS Summit と MVP Summit で進化を確信!
第 50 回:新しくなった Power BI(2.0)の自習書を作成しました!
第49 回:Excel 2016 の Power Query を使う
第 48 回:新しくなった Microsoft Power BI ! 無料版がある!!
第 47 回:「Microsoft Azure SQL Database 入門」 完成&公開!
第 46 回:Microsoft Power BI for Windows app からの Power BI サイト アクセス
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第44回:「SQL Server 2014 への移行とアップグレードの実践」ドキュメントを作成しました
第43回:SQL Server 2014 インメモリ OLTP 機能の上級者向けドキュメントを作成しました
第42回:Power Query プレビュー版 と Power BI for Office 365 へのクエリ保存(共有クエリ)
第41回:「SQL Server 2014 CTP2 インメモリ OLTP 機能の概要」自習書のお知らせです
第40回: SQL Server 2012 自習書(HTML版)を掲載しました
第39回: Power BI for Office 365 プレビュー版は試されましたか?
第38回: SQL Server 2014 CTP2 の公開
第37回: SQL Server 2014 CTP1 の自習書をご覧ください
第36回: SQL Server 2014 CTP1 のクラスター化列ストア インデックスを試す
第35回: SQL Server 2014 CTP1 のインメモリ OLTP の基本操作を試す
第34回: GeoFlow for Excel 2013 のプレビュー版を試す
第33回: iPad と iPhone からの SQL Server 2012 Reporting Servicesのレポート閲覧
第32回: PASS Summit 2012 参加レポート
第31回: SQL Server 2012 Reporting Services 自習書のお知らせ
第30回: SQL Server 2012(RTM 版)の新機能 自習書をご覧ください
第29回: 書籍「SQL Server 2012の教科書 開発編」のお知らせ
第26回: SQL Server 2012 の Power View 機能のご紹介
第25回: SQL Server 2012 の Data Quality Services
第24回: SQL Server 2012 自習書のご案内と初セミナー報告
第23回: Denali CTP1 が公開されました
第22回 チューニングに王道あらず
第21回 Microsoft TechEd 2010 終了しました
第20回 Microsoft TechEd Japan 2010 今年も登壇します
第19回 SQL Server 2008 R2 RTM の 日本語版が公開されました
第18回 「SQL Azure 入門」自習書のご案内
第17回 SQL Server 2008 自習書の追加ドキュメントのお知らせ
第16回 SQL Server 2008 R2 自習書とプレビュー セミナーのお知らせ
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第14回 TechEd 2009 のご報告と SQL Server 2008 R2 について
第13回 SQL Server 2008 R2 の CTP 版が公開されました
第12回 MVP Summit 2009 in Seattle へ参加