松本美穂のコラム

こんにちは。松本美穂です。
Power Query for Excel の最新のプレビュー版が公開されたということで、早速、試してみました。ここではイメージの一部をご紹介します。

■ Web や SQL Server からのデータの取得
Power Query は、Excel のアドインなので、Excel の「POWER QUERY」タブから操作していきます。 Power Query の魅力はなんといっても、様々なデータソースから容易にデータを取得して、結合などが簡単にできることです。

たとえば、Web ページからデータを取得したり、

SQL Server のデータベースからデータを取得したりすることが簡単にできます。

そして、取得したデータをマージしたり、列を削除したり、移動したり、UNPIVOT したり、データ型を変えたりといったことも、グラフィカルな操作で行え、自分の意図するデータを容易に取得、そして加工することができます。
下の画面では、SQL Server 上の NorthwindJ データベースから 「受注」、「受注明細」、「商品」、「商品区分」、「得意先」テーブルの必要な列のみを結合して、不必要な列を削除しています。

また、「受注日」列のデータから時刻を表示せず、年月日のみの表示にしています。これらの操作を行うのに、SQL文の知識は必要ありません。

■ クエリを共有する
また、これらのデータ取得・加工操作は、「共有クエリ」として Office365 へ保存することも出来ます。
これを行うには、次のように「サインイン」ボタンをクリックして、Power BI for Office 365 へサインインします。

次に、「クエリ」タブの「共有」ボタンをクリックします。

以上の操作でクエリの共有が完了です。

■ 共有クエリの取得
共有したクエリは、次のように 「共有」ボタンから取り出すことができます。

非常に操作が簡単ですね！

ちなみに、Power Query では、Web から取得したデータと SQL Server から取得したデータの結合（マージ）も、次のように簡単にできます。

データ分析に、Web 上のデータを利用できるのは、本当に便利です。

Power Query プレビュー版の 2014年2月3日現在の最新版は、以下のページからダウンロードできます。
http://www.microsoft.com/ja-jp/download/details.aspx?id=39933

■ おわりに
今日は、コラムを2つアップしました。
最近、新しいものがどんどん出るので、整理の意味も込めて、試したいこと満載です。
コラムだと短いですが、試すのにはなかなか時間がかかりますね。