松本美穂のコラム

今度の Power BI（2.0） びっくりするぐらい良くなりましたね！
以前のような Office 365（SharePoint オンライン）のオプション（拡張）ではなくて、単独のサービスになったことで、とてもわかりやすくなって、操作性もすごくシンプルになった印象です。
しかも、無料版が登場したのがうれしいですね。レポート開発に関しても、専用のスタンドアロン ソフトである Power BI Desktop（こちらも無料！）ツールが提供されたことで、Excel が必須ではなくなったのもうれしいところです。

Power BI Desktop では、次のようにいろいろなデータソースからデータを取得できて

Power BI のデータソース

データソースから取得したデータに対しては、次のようなさまざまなデータ変換・加工（ETL、クレンジング処理）を ”ノン コーディング” で行えます。

レポートに関しても ”ノン コーディング” で、次のようなグラフを作成できます（↓）。

Power BI で作成できるレポート

棒グラフや円グラフはもちろんのこと、Treemap、ウォーターフォール（滝）、ゲージ、マップ、複合グラフ（2Y軸）、ドーナッツ グラフなどを簡単に作成できます。

もちろん、グラフ同士の連動もこれまでどおり動作します。

レポートの連動

作成したレポートは、HTML5 ベースなので、OS やデバイスに依存することなく、一般的な Web ブラウザーがあれば利用することができます（以前の Power BI は Silverlight ベースでした）。

Google Chrome からのアクセスしている例（↓）

iPhone 6 Plus の Safari、Xperia Z3 の Chrome からのアクセス例（↓）

モバイル向けには、モバイルへの描画に最適化されたアプリである「Power BI App」も提供されています（↓）。

Power BI App を利用してアクセスしている例

具体的な作成方法や操作方法については、自習書を執筆ましたので、公開先がわかりしだい、ご案内しますね。

新しくなった Power BI のサイトはこちら（↓）です。
https://powerbi.microsoft.com/

無料版があるので、気軽に試せます（登録にクレジット カートは不要です！）。

■ おわりに
今年は、いろいろ新しい製品が続々と出てきて、あれやこれやと試したいことがたくさんあります。そのせいか、怒濤のごとく日々が過ぎていきます。私は、かなりスローペースの（じっくり型？）人間なので、もうちょっとすーっとナチュラルにペースを上げていけるようがんばります。SQL Server の次のバージョンも楽しみです！