松本美穂と松本崇博が執筆した Power BI 自習書シリーズの「No.1 無料で利用できる Power BI を試しみよう」の HTML 版です。 日本マイクロソフトさんの Web サイトで Word または PDF 形式でダウンロードできますが、今回、HTML 版として公開する許可をいただきましたので、ここに掲載いたします。[2015年12月29日]
ダッシュボードに配置したデータセットは、定期的なデータ更新をスケジュールすることができます(無料版の Power BI の場合には、データ更新のスケジュールを設定できるデータセットに制限がありますが、これについては後述します)。
1.まずは、ダッシュボードでデータセットを確認します。
2.次に、データセット名(画面は PowerBI_テスト)の隣の[・・・]をクリックして、[データ更新のスケジュール設定]をクリックします。
3.[設定]ページが表示されたら、[データ ソースの資格情報]を展開すると、[資格情報の編集]のところが 3つとも「!」マークが付いていることを確認できます。
データ更新のスケジュールを設定するには、まずこの「!」マークを外す必要があります。「!」マークを外すには、資格情報を設定するようにします。
4.資格情報を設定するには、次のように[資格情報の編集]をクリックします。
[構成]ダイアログが表示されたら、[認証方法]で[Anonymous]を選択して、[サインイン]ボタンをクリックします。今回のように、一般公開されている Web 上のデータを利用している場合には、Anonymous(匿名)アクセスで問題ありません。
サインインが完了すると、次のように「!」マークが外れていることを確認できます。
5.今回のレポートでは、3つの Web ページ(都道府県別の人口と、都道府県別の面積、都道府県に関する Wikipedia のページ)にアクセスしているので、それぞれに対して、同様に資格情報を設定する必要があります。
3つの Web ページすべての資格情報を設定したら、次はデータ更新のスケジュールを設定します。
6.次のように[更新のスケジュール設定]を展開して、[データを最新の状態に保つ]を[はい]に変更します。
[更新の頻度]は、Power BI の無料版の場合は「毎日」(1日)以上の単位で設定できます。[タイムゾーン]は、日本の場合は「UTC +09:00 大阪、札幌、東京」に設定、[次の時間に更新]では、更新を行いたい時間帯を設定します(この時間は細かい時間を指定することはできず、執筆時点では 6時間単位での設定になります)。
[更新が失敗したらメールで通知する]は、チェックを付けておけば、更新に失敗した場合をメールで受け取ることができるようになります。
以上を設定後、[適用]ボタンをクリックすれば、データ更新のスケジュール設定が完了です。
1.データ更新が成功したかどうかは、設定ページの[更新履歴]をクリックして確認することができます。
無料版の Power BI を利用している場合は、データ更新のスケジュールを設定できるデータセットが制限されています。これについては、Power BI の以下のドキュメントに記載されているので、一読しておくことをお勧めします。
Refresh data in Power BI
http://support.powerbi.com/knowledgebase/articles/474669-refresh-data-in-power-bi
このページで記載されているデータ セットをまとめると、次のようになります(執筆時点での情報になるため、今後変更がある可能性があります)。
利用にあたっての注意点なども、同ページに記載されているので、一読しておくことをお勧めします。
無料版の Power BI の場合は、オンラインのデータ ソースのみをサポートして、オンプレミス(ローカル環境)のデータセットはサポートされていません。
これに対して、有償版の「Power BI Pro」であれば、Personal Gateway 機能を利用することで、オンプレミス(ローカル環境)の SQL Server や CSV ファイル、Excel ファイルであったとしても、定期的なデータ更新ができるようになります(Personal Gateway の具体的な利用方法については、Step 6 で説明します)。
第60回:SQL Server 2017 自習書 No.3「SQL Server 2017 Machine Learning Services」のご案内
第59回:SQL Server 2017 自習書 No.2「SQL Server 2017 on Linux」のご案内
第58回:SQL Server 2017 自習書 No.1「SQL Server 2017 新機能の概要」のご案内
第57回:SQL Server 2017 RC 版とこれまでのドキュメントのまとめ
第56回:「SQL Server 2016 への移行とアップグレードの実践」完成&公開!
第55回:書籍「SQL Server 2016の教科書 開発編」(ソシム)が発刊されました
第54回:「SQL Server 2016 プレビュー版 Reporting Services の新機能」自習書のお知らせ
第 53 回:SQL Server 2016 Reporting Services の新しくなったレポート マネージャーとモバイル レポート機能
第 52 回:SQL Server 2016 の自習書を作成しました!
第 51 回:PASS Summit と MVP Summit で進化を確信!
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第40回: SQL Server 2012 自習書(HTML版)を掲載しました
第39回: Power BI for Office 365 プレビュー版は試されましたか?
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第37回: SQL Server 2014 CTP1 の自習書をご覧ください
第36回: SQL Server 2014 CTP1 のクラスター化列ストア インデックスを試す
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第34回: GeoFlow for Excel 2013 のプレビュー版を試す
第33回: iPad と iPhone からの SQL Server 2012 Reporting Servicesのレポート閲覧
第32回: PASS Summit 2012 参加レポート
第31回: SQL Server 2012 Reporting Services 自習書のお知らせ
第30回: SQL Server 2012(RTM 版)の新機能 自習書をご覧ください
第29回: 書籍「SQL Server 2012の教科書 開発編」のお知らせ
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