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Microsoft SQL Server 2016 自習書シリーズ (HTML 版)
「No.4 Analysis Services の新機能」

松本美穂と松本崇博が執筆した SQL Server 2016 自習書シリーズの「No.4 Analysis Services の新機能」の HTML 版です。 日本マイクロソフトさんの Web サイトで Word または PDF 形式でダウンロードできますが、今回、HTML 版として公開する許可をいただきましたので、ここに掲載いたします。 なお、記載している内容は、2016年 9月時点での情報になります。[2018年12月29日]

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2.1 この Step で作成するレポート/NorthwindJ データベース構成

この Step では、SQL Server データベースを利用して、次のような「商品売上レポート」を作成する手順を説明しながら、SQL Server 2016 からの Analysis Services の新機能を説明します。

商品売上レポート 00039

レポートのデータ ソースには、SQL Server 上のデータベースとして「NorthwindJ」を利用しますが、このデータベースの作成方法については、本自習書の巻末(付録)に記載しています

◆ NorthwindJ データベースの構成

NorthwindJ データベースの構成は、次のとおりです。

00040

このデータベースは、Microsoft Access 2003 に付属のサンプル データベース「Northwind」を SQL Server 上へアップサイズし、この自習書の手順を試すために、一部のデータを加工したものです。このデータベースには、商品の販売管理を題材として、「商品」や「商品区分」、「受注」、「受注明細」、「社員」などのテーブルが格納されています。

売上データが格納されている「受注」と「受注明細」テーブルは、次のような関係です。

00041

売上データは、次のように 5つのテーブル(受注受注明細商品商品区分社員)を JOIN することで、どの商品を、いつ(受注日)、どれぐらい(数量)、いくらで(受注金額)、どの支社(販売した社員の在籍している支社)が売ったのかが分かるようになっています。

00042

なお、このクエリは、サンプル スクリプト内の「NorthwindJ_Query.sql」ファイルに SQL を記載しているので、参考にしてみてください。

◆ 作成するレポートの概要 ~商品区分ごとの売上金額~

この Step では、次のような「商品区分ごとの売上金額」を表示するレポートを作成するための、Analysis Services のTabular Modelテーブル モデル)を作成する手順を説明します。

00043

00044

なお、Analysis Services を利用せずに、商品区分ごとの売上金額をクエリで取得する場合(SQL を SQL Server に対して実行する場合)には、次のように「受注」と「受注明細」、「商品」、「商品区分」の 4つのテーブルを JOIN する必要があります。

SELECT 区分名SUM(受注明細.数量 受注明細.単価)
FROM 受注
     INNER JOIN 受注明細 ON 受注.受注コード 受注明細.受注コード
     INNER JOIN 商品     ON 商品.商品コード 受注明細.商品コード
     INNER JOIN 商品区分 ON 商品.区分コード 商品区分.区分コード
GROUP BY 区分名
00045

受注明細」テーブルの「商品コード」列からは、受注対象となった商品の名前区分名(商品分類名)などを「商品」テーブルと「商品区分テーブル」から取得できるように、次のようにリレーション シップを設定してあるので、上記のようなクエリになっています。

00046

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松本美穂のコラム
(公開活動などのお知らせ)

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第58回:SQL Server 2017 自習書 No.1「SQL Server 2017 新機能の概要」のご案内
第57回:SQL Server 2017 RC 版とこれまでのドキュメントのまとめ
第56回:「SQL Server 2016 への移行とアップグレードの実践」完成&公開!
第55回:書籍「SQL Server 2016の教科書 開発編」(ソシム)が発刊されました
第54回:「SQL Server 2016 プレビュー版 Reporting Services の新機能」自習書のお知らせ
第 53 回:SQL Server 2016 Reporting Services の新しくなったレポート マネージャーとモバイル レポート機能
第 52 回:SQL Server 2016 の自習書を作成しました!
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第 48 回:新しくなった Microsoft Power BI ! 無料版がある!!
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第 46 回:Microsoft Power BI for Windows app からの Power BI サイト アクセス
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第40回: SQL Server 2012 自習書(HTML版)を掲載しました
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