Microsoft Power BI 自習書シリーズ （HTML 版）
「No.1 無料で利用できる Power BI を試しみよう」

5.3　その他のサービスへの接続

Power BI は、Google Analytics だけでなく、コンテンツ パックを利用して、Salesforce や GitHub、SweetIQ、Twillio などの他社製のサービスやクラウド サービス（いわゆる SaaS：Software as a Service）に接続して、レポートを作成することも簡単に行えます。

また、Power BI Desktop を利用すれば、Hadoop ファイル（HDFS）や Microsoft Azure 上の各種サービス（Azure SQL Database や Azure SQL Data Warehouse、Azure HDInsight、BLOB／テーブル ストレージ、Marketplace）、Facebook、OData、Dynamic CRM などに接続して、レポートを作成することもできます。

ここでは、その他のサービスへの接続例として、Azure SQL Database の監査ログに接続する方法と、Facebook に接続する方法を説明します。

◆ Azure SQL Database の監査ログへの接続（コンテンツ パック）

Azure SQL Database の監査ログに関しては、コンテンツ パックが用意されているので、次のように、わずか数クリックするだけで、簡単にレポート／ダッシュボードを作成することができます。

［接続先 SQL Database Auditing］ダイアログでは、Microsoft Azure 上の監査ログを格納しているストレージ アカウントの名前とアクセス キーを指定して、［サインイン］ボタンをクリックすれば、コンテンツ パックのインストールが完了です。

◆ Facebook への接続（Power BI Desktop）

Power BI では、Facebook 上のデータも簡単に取得することができます。これを行うには、Power BI Desktop ツールで次のように操作します。

以上で、Facebook への接続が完了です。例えば、次のように［接続］で「いいね!」を選択している場合には、Facebook 上で「いいね!」を付けたページの一覧を取得することができます。

このように、Power BI では、Facebook のデータも簡単に取得して、レポートを作成していくことができます。