松本美穂と松本崇博が執筆した Power BI 自習書シリーズの「No.1 無料で利用できる Power BI を試しみよう」の HTML 版です。 日本マイクロソフトさんの Web サイトで Word または PDF 形式でダウンロードできますが、今回、HTML 版として公開する許可をいただきましたので、ここに掲載いたします。[2015年12月29日]
次に、都道府県別の人口を地図レポートとして作成してみましょう。Power BI には、次の2種類の地図レポート(塗り分け地図とマップ)を作成することができます。
1.塗り分け地図を作成するには、次のようにレポート内の何もない領域(ドーナッツ グラフとは別の場所)をクリックしてから、[視覚化]ペインで[塗り分け地図]をクリックします。
2.次に、[フィールド]ペインで、[都道府県]と[2010年]をチェックします。
これにより、[凡例]に「都道府県」、[値]に「2010年」が自動的に配置されます。
3.次に、[凡例]に配置された[都道府県]を、[地域]にドラッグ&ドロップします。
これで、塗り分け地図が完成です。今回の都道府県のように、Bing マップで識別可能な地域である場合には、このように、該当箇所が塗りつぶされるようになります。また、2010年の人口が多い順に色が濃くなっていることを確認できます。
4.塗り分け地図の「色」は、次のように[形式]をクリックして、変更することもできます。
[形式](筆の形のアイコン)をクリックして、[データの色]を展開すると、[最小]と[最大]の色を設定できるようになっています。
5.[最小]の隣の[▼]をクリックすると、次のように色パレットが表示されるので、[薄い赤]を選択してみます。
これで、2010年の人口が少ない県は、薄い赤色で表示されるようになって、より塗り分け地図が見やすくなります。
このように、Power BI のグラフは、データの色も簡単に変更することができます。
1.次に、バブルで値の大きさを表現するマップ(地図)グラフに変更してみましょう。マップに変更するには、次のように[視覚化]ペインで[マップ]をクリックします。
2.マップに変更すると、[都道府県]が再び[凡例]に配置されてしまうので、これを[地域]にドラッグ&ドロップします。
これで、マップ(地図)グラフが完成です。2010年の人口が多い順にバブルが大きく表示されていることを確認できます。
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