SQL Server のことなら SQL Quality SQL Server パフォーマンス チューニング、コンサルティング、アドバイス、相談、定期診断、トレーニング

ホーム > 技術情報 > SQL Server 2014 自習書 No.5 Microsoft Azure SQL Database 入門

SQL Server 2014 自習書シリーズ (HTML 版)
「No.5 Microsoft Azure SQL Database 入門」

松本美穂と松本崇博が執筆した SQL Server 2014 自習書シリーズの「No.5 Microsoft Azure SQL Database 入門」の HTML 版です。 日本マイクロソフトさんの Web サイトで Word または PDF 形式でダウンロードできますが、今回、HTML 版として公開する許可をいただきましたので、ここに掲載いたします。[2015年12月29日]

目次へ | 前のページへ | 次のページへ

4.2 移行元となるデータベース(NorthwindJ)の作成

(2015年1月時点での情報)

まずは、Azure SQL Database 上へのデータベース移行を試すために、SQL Server 上に移行元となるデータベースを作成します。ここでは、サンプル スクリプト内の「NorthwindJ.sql」ファイルを実行して、データベース(NorthwindJ)を作成します。

◆ Let's Try

それでは、データベースを作成してみましょう(SQL Server 2014 を例に説明します)。

1.まずは、Management Studio を起動するために、[スタート]メニューの[すべてのプログラム]から[Microsoft SQL Server 2014]の[SQL Server 2014 Management Studio]をクリックします。

00280

2.起動後、[サーバーへの接続]ダイアログが表示されたら、[サーバー名]に SQL Server の名前を入力して、[接続]ボタンをクリックします。

00281

3.接続完了後、次のようにツールバーの[ファイルを開く]ボタンをクリックします。

00282

これにより、[ファイルを開く]ダイアログが表示されるので、サンプル スクリプトを解凍したフォルダーを展開して、「NorthwindJ.sql」ファイルを選択し、[開く]ボタンをクリックします。

4.次のようにデータベースを作成するためのスクリプトが表示されるので、ツールバーの[実行]ボタンをクリックして、スクリプトを実行します。

00283

5.数秒後に実行が完了して、次のように画面下に「クエリが正常に実行されました」と表示されることを確認します。

00284

以上でデータベースの作成が完了です。

◆ NorthwindJ データベースの構成

NorthwindJ データベースは、Microsoft Access 2003 に付属のサンプル データベース「Northwind」を SQL Server 上へアップサイズし、この自習書の手順を試すために、一部のデータを加工したものです。具体的なスキーマ構成は次のとおりです。

00285
このデータベースは、商品の販売管理を題材として、「商品」や「商品区分」、「受注」、「受注明細」テーブルなどが格納されています。また、このデータベース内には、次のように sqllogin1 sqllogin2 という名前のデータベース ユーザー(およびログイン アカウント)を作成して、オブジェクト権限を設定しています。
00286
sqllogin1 は、商品テーブルの SELECT はできず、n_view1 ビューの SELECT はできるようにオブジェクト権限を設定していますが、これは次のように EXECUTE AS USER を利用して、確認することができます。
EXECUTE AS USER 'sqllogin1'  -- sqllogin1 して以下ステートメント実行
SELECT FROM 商品
SELECT FROM n_view1
REVERT                         -- sqllogin1 シミュレート終了
00287

目次へ | 前のページへ | 次のページへ

事例1

SQLQualityは執筆とセミナーを通じて技術の啓蒙やエンジニアの育成支援も行っています
最新刊
SQL Server 2016 の教科書
SQL Server 2016 の教科書(ソシム)

弊社オリジナル制作の
SQL Server 2016 自習書も
マイクロソフトのサイトで公開中!
ダウンロードはこちら
セミナー風景
セミナー風景

ロングセラー
ASP.NET でいってみよう  SQL Server 2000 でいってみよう
ASP.NET でいってみよう
第7刷 16,500 部発行
SQL Server 2000 でいってみよう
第12刷 28,500 部発行
SQL Server 2014 CTP2 インメモリ OLTP 機能の概要
SQL Server 2014 CTP2 インメモリ OLTP 機能の概要(Amazon Kindle 書籍)

弊社執筆の
SQL Server 2014 自習書
マイクロソフトのサイトで公開中
目次はこちら

弊社執筆の
SQL Server 2012 自習書
マイクロソフトのサイトで公開中
ダウンロードはこちら
松本美穂のコラム
(公開活動などのお知らせ)

第60回:SQL Server 2017 自習書 No.3「SQL Server 2017 Machine Learning Services」のご案内
第59回:SQL Server 2017 自習書 No.2「SQL Server 2017 on Linux」のご案内
第58回:SQL Server 2017 自習書 No.1「SQL Server 2017 新機能の概要」のご案内
第57回:SQL Server 2017 RC 版とこれまでのドキュメントのまとめ
第56回:「SQL Server 2016 への移行とアップグレードの実践」完成&公開!
第55回:書籍「SQL Server 2016の教科書 開発編」(ソシム)が発刊されました
第54回:「SQL Server 2016 プレビュー版 Reporting Services の新機能」自習書のお知らせ
第 53 回:SQL Server 2016 Reporting Services の新しくなったレポート マネージャーとモバイル レポート機能
第 52 回:SQL Server 2016 の自習書を作成しました!
第 51 回:PASS Summit と MVP Summit で進化を確信!
第 50 回:新しくなった Power BI(2.0)の自習書を作成しました!
第49 回:Excel 2016 の Power Query を使う
第 48 回:新しくなった Microsoft Power BI ! 無料版がある!!
第 47 回:「Microsoft Azure SQL Database 入門」 完成&公開!
第 46 回:Microsoft Power BI for Windows app からの Power BI サイト アクセス
第 45 回:Power Query で取得したデータを PowerPivot へ読み込む方法と PowerPivot for Excel 自習書のご紹介
第44回:「SQL Server 2014 への移行とアップグレードの実践」ドキュメントを作成しました
第43回:SQL Server 2014 インメモリ OLTP 機能の上級者向けドキュメントを作成しました
第42回:Power Query プレビュー版 と Power BI for Office 365 へのクエリ保存(共有クエリ)
第41回:「SQL Server 2014 CTP2 インメモリ OLTP 機能の概要」自習書のお知らせです
第40回: SQL Server 2012 自習書(HTML版)を掲載しました
第39回: Power BI for Office 365 プレビュー版は試されましたか?
第38回: SQL Server 2014 CTP2 の公開
第37回: SQL Server 2014 CTP1 の自習書をご覧ください
第36回: SQL Server 2014 CTP1 のクラスター化列ストア インデックスを試す
第35回: SQL Server 2014 CTP1 のインメモリ OLTP の基本操作を試す
第34回: GeoFlow for Excel 2013 のプレビュー版を試す
第33回: iPad と iPhone からの SQL Server 2012 Reporting Servicesのレポート閲覧
第32回: PASS Summit 2012 参加レポート
第31回: SQL Server 2012 Reporting Services 自習書のお知らせ
第30回: SQL Server 2012(RTM 版)の新機能 自習書をご覧ください
第29回: 書籍「SQL Server 2012の教科書 開発編」のお知らせ
第26回: SQL Server 2012 の Power View 機能のご紹介
第25回: SQL Server 2012 の Data Quality Services
第24回: SQL Server 2012 自習書のご案内と初セミナー報告
第23回: Denali CTP1 が公開されました
第22回 チューニングに王道あらず
第21回 Microsoft TechEd 2010 終了しました
第20回 Microsoft TechEd Japan 2010 今年も登壇します
第19回 SQL Server 2008 R2 RTM の 日本語版が公開されました
第18回 「SQL Azure 入門」自習書のご案内
第17回 SQL Server 2008 自習書の追加ドキュメントのお知らせ
第16回 SQL Server 2008 R2 自習書とプレビュー セミナーのお知らせ
第15回 SQL Server 2008 R2 Reporting Services と新刊のお知らせ
第14回 TechEd 2009 のご報告と SQL Server 2008 R2 について
第13回 SQL Server 2008 R2 の CTP 版が公開されました
第12回 MVP Summit 2009 in Seattle へ参加

技術コミュニティでも活動中