Microsoft SQL Server 2016 実践シリーズ （HTML 版）
「SQL Server 2016 への移行とアップグレードの実践」

3.7　最新版の Management Studio のダウンロードとインストール

SQL Server 2016 からは、Management Studio（SQL Server の管理ツール）がダウンロード版の提供のみに変更されました。これは、クラウド（Microsoft Azure の提供する各種サービス）のアップデートにイチ早く対応したり、製品へのフィードバックをイチ早く反映させるためです。執筆時点（2017年1月）では、2016年6月に提供された RTM（製品）版を皮切りに、7月、8月、9月に 2回、10月、12月、2017年1月と、約1ヶ月ごとに Update 版の Management Studio が提供されています（今後も定期的な間隔での最新版の提供が予定されています）。

最新版の Management Studio は、次の URL からダウンロードすることができます。

Management Studio の最新版のダウンロード
http://msdn.microsoft.com/en-us/library/mt238290.aspx

この Web サイトは、英語のページですが、日本語環境であれば、日本語版のインストーラーである「SSMS-Setup-JPN.exe」ファイルのダウンロードが始まるので、「-JPN」が付くことを確認しておいてください。

Note： Windows Server 2012 の場合は KB 2862966 を適用しておく必要あり
OS に Windows Server 2012（R2 ではない 2012）を利用している場合には、Management Studio をインストールするためには、事前に KB 2862966 の Security Update を適用しておく必要があります。
KB 2862966 は、次の URL からダウンロードすることができます。
Windows Server 2012 用セキュリティ更新プログラム (KB2862966)
http://www.microsoft.com/ja-JP/download/details.aspx?id=39884

◆ Management Studio のインストール

Management Studio をインストールするには、ダウンロードした SSMS-Setup-JPN.exe ファイルをダブルクリックして実行します。次のようにインストーラーが起動したら、［インストール］ボタンをクリックします。

Management Studio のインストール中は、次のように進行状況が表示されます。

「セットアップが完了しました」と表示されれば、Management Studio のインストールが完了です（環境によっては、完了後に再起動が促される場合があります）

Management Studio のインストールが完了すると、次のように［スタート］メニューに Management Studio や Profiler（プロファイラー）、インポート／エクスポート ウィザードなどが追加されます。

Management Studio を起動すると、アップグレード前の環境と同じようにデータベースが利用できることを確認できます。